あらためてふりかえってみると、ここ数年来のSM界の巨匠団鬼六先生原作の映画は、
・2002年小川美那子、愛染恭子共演で公開された映画「紅姉妹」

・2004年ヒロインに杉本彩を迎えて評判を呼んだ映画「花と蛇」

・2005年舞台をヨーロッパ・パリへ移しての映画「花と蛇2」

・2006年映画やドラマで活躍する坂上香織が体当たりで挑む映画「紅薔薇夫人」

・2007年2月、月食歌劇団によって演じられた舞台「花と蛇」(現在はDVD化されている)

と次々に話題を呼び、マニア、ファンだけではなく、一般の方にもあらためて「SM」を伝える機会になったのではないかと思う。
そして本年10/3(水)東京は調布の東映ラボテックにて、
・団鬼六先生原作の新作映画『鬼の花宴』(おにのかえん)
の試写会が行われた。
<SMカップルおススメ作品>
『鬼の花宴』(おにのかえん)
公式サイト
製作・配給:新東宝映画
監督:羽生研司 (2001年ピンク大賞新人監督賞受賞)
原作:団鬼六『鬼の花宴』(幻冬舎アウトロー文庫)
脚本:吉野浩
縄師:桜妓揚羽
出演:黄金咲ちひろ
松本亜里沙
加治木均
宮路次郎
山本剛史
松浦裕也
佐野和宏

映画「鬼の花宴」のキーワードは、
・夫人VS愛人
・緊縛×金粉
である。
団鬼六先生のSM作品の魅力は人によってそれぞれ異なると思うが、誰かを救いに、またはつぐないにという、止むを得ず女性自らが進んで責めの場へ身を捧げなくてはならない状況が作り出され、羞恥を見せながら、やがてはその快楽の中へ取り込まれていくという流れがなんとも言えないのである。

突然夫は若妻を拘束しようとし、また自ら「縛って」と迫る愛人・・・今回は、どのように追い込まれ、その快楽の証をみせるのか。
私には映画に登場してきた新興宗教教祖が一瞬、団鬼六先生その人の顔にも見えた。
(銀座シネパトスの公開初日11/3(土)には、監督・出演者と共に団鬼六先生の舞台挨拶がある予定)
これは、
・団鬼六作品ファン
・黄金咲ちひろファン
・007/ゴールドフィンガーファン(?)
etc...
にはこたえられない作品だろう。
私としては、ぜひ
・SMカップル
・SMに愛を求めるカップル
・SMに興味があるカップル
・今まで彼や彼女に自分のSM興味を打ち明けられないカップル
に、お二人そろって鑑賞されることをおススメしたい。(一般男性1,800円、一般女性1,000円)
上映予定
●10/27(土)〜
・大阪ホクテン座で封切り(終日)
●11/3(土)〜 レイトショー
・銀座シネパトス(初日11/3舞台挨拶あり、先着50名にオリジナルポスタープレゼント)
・新宿オスカー(毎金・土はオールナイト)
●年末
・横浜黄金町シネマジャック&ベティ
<「黄金咲ちひろ」は女優だった>

なぜ、開運パフォーマー「黄金咲ちひろ」(こがねざき ちひろ)が今回のSM映画に主演しているかと言えば、本年2月の舞台「花と蛇」(月食歌劇団主催)での演技が団鬼六先生の目にとまり抜擢されたとのことだ。(この舞台は私も見たが、舞台劇で見せられるSMの限界に挑戦していると思った)
「黄金咲ちひろ」と言えば、「日本一ゴールドが似合う女」として、様々な特にフェティッシュなイベントで知らない者はいないだろう。心理カウンセラー、カラーセラピスト、タロット占い師、ジュエリーコーディネーター、モデル、作詞家&♪歌手、ライター等マルチパフォーマーとして、テレビ・ラジオ・イベントと、むしろ何ができないのか探す方が難しいくらいなのだが、さすがに落語の高座に上がると聞いた時は、こちらの方が少々不安を感じた。だが、それさえも昔から演じてきたように浅草木馬亭の舞台で”黄金咲風落語”を見事にこなしてみせたのだった。
だが、今回の映画『鬼の花宴』 は、私にとっては、それまでの千手観音のように何でも黄金咲風に取り込んでしまう開運パフォーマー「黄金咲ちひろ」ではなく、あらためて女優「黄金咲ちひろ」として認識した作品だった。「黄金咲ちひろ」ファン、崇拝者は、たっぷりとお楽しみあれ!(「黄金咲ちひろ」は、本作品以外も既に多くの映画に出演している。最近上映されたのは、『泳げない女』)
尚、本年末には、彼女が愛して止まない町、横浜黄金町のシネマジャック&ベティでも、この「鬼の花宴」が上映される予定である。
(文中敬称略)
